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オリジナル小説-「その傷の重さは⑤最終話」

 この手記はここで終わっている。だが、しかし、語り残したことがまだまだ、たくさんあるだろう。彼女の代わりに、わたしがそれを代筆しようと思う。  それは雪がとけて、風が春の便りを知らせてきた朝のことだった。わたしたちはとうとう討伐隊に見つか...
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オリジナル小説-「その傷の重さは④」

 しかし、それも長くは続きませんでした。かまいたちがこの近くに潜んでいるらしい、という噂がにわかに広まったのです。わたしはその噂を彼の口から聞いた時、絶望で目の前が真っ暗になりました。罪というものはどうやったって消えはしないのです。それは...
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オリジナル小説-「その傷の重さは③」

 わたしはその村を離れ、山にこもって生活するようになりました。森の中で見つけた洞窟がわたしの家。木の実を集めたり、野ウサギを狩ったりして暮らしました。時には崖から落ちそうになったり、熊に襲われそうになったり、危険な目には何度も遭遇しました...
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オリジナル小説-「その傷の重さは②」

そんな生活を続けて数年が経ちました。背も伸びましたし、自分で言うのはなんですが、そこそこの美人な少女に成長したような気がします。内面はともかく。  ある日、わたしの前にいかにも得のたかそうなお坊さんが現れました。侍たちでは無力だとわかった...
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オリジナル小説-「その傷の重さは①」

当ブログの在り方について悩んでいます。当初、このブログは自分のうちに抱えている想いを吐き出すための装置として使っていました。しかし、そのうちにアクセス数を気にするようになって、このネタはやめたほうがいいなとか、本当に自分の書きたいことが書...
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